松原メイフラワー病院

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2017年11月15日:松葉杖について

長さは、足の小指の外15cm、前に15cmぐらいにします。幅が狭いと足で杖を蹴ったり、不安定になります。この時、杖の上部は、脇の下から指2~3本分下にします。握るところは、肘を軽く曲げて、約30°ぐらいにします。歩行時は、脇を閉めて、腕で杖を固定します。

歩行は、体重を全く足に乗せてはいけない場合は、両方の松葉杖を同時に出して、良い方の足をだします。この時、悪い方の足は浮かせて、体重を乗せていません。体重を少し乗せてもいい場合は、両方の松葉杖と悪い方の足を同時に出して(松葉杖で足に乗せる重さを調節します)、良い方の足を出します。

医師から、悪い方の足にどれだけ体重を乗せていいかという指示を、必ず守ってください。松葉つえ

2017年9月26日:正しい靴の履き方について

朝夕はめっきり涼しく、過ごしやすくなりましたが、お変わりございませんか。

秋と言えばスポーツの秋、外出する機会も増えてきますね。

 

今回は、正しい靴の履き方について紹介したいと思います。

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正しい靴の履き方

①腰を掛ける

腰掛の高さに注意する

②靴ひもやマジックテープを緩める

履き口を大きくして足を入れやすいように準備する

③踵を踏まないように足を入れる

靴べらやリーチャーを利用し、無理のない姿勢で行う

④靴に踵を合わせる

⑤靴ひもやマジックテープで固定する

靴べらやリーチャーを利用し、無理のない姿勢で行う

つま先の方から足に合うように調整していく

 

参考にして頂き、快適な屋外活動を過ごしてくださいね。

2017年7月3日:関節保護について

ひまわりが日に日に背を伸ばすこの頃、皆様お元気にお過ごしでしょうか。

今回は、関節保護についてご紹介したいと思います。

関節保護を実践することによって、痛みを和らげたり、変形の発生を遅らせたり、身体機能が維持できるようになります。

 

関節保護の原則

  • 痛みを誘発したり強めたりする姿勢、動作などを避けましょう。

・布団、マット:身体が沈まない程度の硬さにして、背骨が曲がりすぎるのを防ぎましょう。

・枕:低めのものを使い、首の骨が曲がりすぎるのを防ぎましょう。

・掛け布:温かく軽いものを使い、掛け布の重みで変形が助長されるのを防ぎましょう。

・椅子座位:背もたれが高くて垂直な椅子に深く正しく腰掛けましょう。

・立位:直立位を心がけ、両脚に平均して体重をかけましょう。

・歩行:腕に力を入れずに、両手を自然に振りましょう。引きずり歩行を避けましょう。

・小さな関節や筋肉に負担をかけず、出来るだけ大きな関節や強い筋肉を使いましょう。

・片側だけに負担をかけず、両手で動作を行いましょう。

・関節に無理のかからない動き方や手(指)の使い方を習慣付けましょう(例えば、中腰での作業、強  い握りなどを避けることなど)。

・動作や活動が苦痛になったときは、直ちに中止しましょう(苦痛になっても途中で中止できない動作や活動は、あらかじめ避けるようにしましょう)。

 

  • 関節破壊や変形を助長する姿勢、動作などを避けましょう。

 

  • 安静と活動のバランスを考慮しましょう(安静は必要ですが、動くことも大事です)。

・十分な睡眠をとりましょう(昼寝も含めて)。

・終日まったく動かないのは良くありません。無理のない範囲での活動は行いましょう。

・仕事中は、小刻みに短時間ずつ休憩をとりましょう(体力の消耗を防ぎながら、耐久性を付けることにつながります)。

・同一姿勢を長時間にわたってとらないようにしましょう。

・努力を強いる動作や活動を避けましょう(関節破壊防止にもつながります)。

 

  • 関節保護や体力消耗防止に役立つ、自助具・市販の器具・装具を用いることも良いです。

 

  • 心身のエネルギーの不必要な消耗を防ぎましょう。

・家族の適切な援助や協力、思いやりは、何にも増して精神的安定につながります。

・明るく楽しい雰囲気作りを心がけましょう(壁やカーテン・家具の色、家族との会話など)。

・合理的に動けるように、物の配置や家屋構造を考えましょう。

 

では、具体的に、日常生活で避けたい動作を10項目ご紹介いたします。

 

1. 首に合わない高い枕を使う。

2. 膝を曲げて寝る。

3. 正座をする。

4. 和式トイレを使用する(低い椅子の使用)。

5. 床からの立ち上がり。

6. 長距離歩行をする。

7. ハイヒールなどの踵の高い先細りの靴を履く。

8. 買い物袋をたくさん持つ。

9. 手拭いや雑巾を絞る。

10. ひねり蛇口の開閉。

 

あくまで一例です。また、避けたい動作は患者様ごとに様々でもあります。

是非、関節保護を実践して頂き、リウマチの進行を防いでください。

暑さ厳しき折り、皆様のご健康をお祈りいたします。20170703

2017年5月19日:リウマチ体操 下肢編

GWも過ぎ日中の寒暖差の大きい時期となりました。皆様、体調などいかがでしょうか?

今回は前回のリウマチ体操 上肢編に続き下肢編をご紹介致します。

リウマチ体操は、基本的に“等尺性運動”と呼ばれる関節を動かさずに筋力を増やす方法で行います。そのため関節に負担をかけずに行うことができます。無理な動作や、誤った姿勢で行った場合、等尺性運動として有効でないばかりか、逆に関節に負担をかけてしまう事があります。そのため、「正しく」「ゆっくり確実に」を意識する必要があります。

 

実際に行う時のポイントは

関節が動く範囲までしっかり動かし静止する 関節の状態は人それぞれなので、ここまで動かす、という決まりはありませんが、今動かせるところまでしっかり動かしましょう。

②痛みがあらわれる手前まで動かす 痛みや腫れがあるときに、無理をして動かすと、炎症を進めるもとになり関節によくありません。治まってから動かしましょう。

③翌日に痛みや疲れが残らない程度に行う 頑張りすぎて疲れや痛みが出てしまうと、かえって関節に負担をかけてしまいます。疲れをためず、毎日少しずつ続けることが大切。

リウマチ体操(下肢)

※すべての体操を行う必要はありません。

どの体操を何回行うかなど主治医、リハビリスタッフへご相談下さい。

 

1.足首の運動

足部を左右同時に起こしたり伸ばした状態でそれぞれ3~5秒保持する。

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足首を左右同時に起こし35秒保持

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足首を左右同時に伸ばし3~5秒保持

 

2.大腿四頭筋セッティング

膝蓋骨(膝のお皿)を体の方に引き上げるように膝を伸ばした状態で5秒保持する。

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  膝の下にタオルをまるめた物などを入れると行いやすい

 

3.腰上げ

膝を曲げて腰を上げた状態で3~5秒保持する。

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  枕などは使わずまっすぐに寝た状態で行う

 

4.足を開く運動

両大腿部に紐をかけ、膝蓋骨(膝のお皿)を上に向けた状態で両足同時に外へ開き

5秒保持する。

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    膝蓋骨(膝のお皿)を上に向けたまま行う

 

  1. 足を上げる運動

紐を足首にかけ膝を伸ばした状態で左右交互に拳上しそれぞれ5秒保持する。

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   つま先を上に向けて行うと効果的

 

  1. 膝を曲げた位置での屈伸

椅子またはベッドに座り、足首に紐をかけ左右交互に前後方向へ動かした状態で

それぞれ5秒保持する。

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  1.        紐を二重にして行う

 

 

紐の長さは8090㎝くらいの太くやわらかな材質のものを用意し、両端を結び合わせたものを使います。

 

*引用・参考元:日本リウマチ財団 家庭でできるリウマチ体操

 

筋力を維持・向上させる事は関節にかかる負担を軽減します。

それにより痛みの軽減や活動的に動くことが可能となり日常生活をより豊かなものにしてくれます。

毎日少しずつ無理のない程度に行い充実した生活を送ることができるよう願っています。

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2017年3月31日:椅子に座ってできるリウマチ体操(上肢)について

寒さも緩み、からだを動かしやすい季節になってきました。

今回は関節リウマチの方におすすめの『椅子に座ってできるリウマチ体操(上肢)』をご紹介します。

関節リウマチは症状によって関節に強い痛みも出てくるため、その関節を動かしにくくなりがちです。炎症状態や悪化している状態は別として、痛いからといって関節を動かさないでいると、血液の巡りも悪くなり筋肉量が落ちたり、関節を動かせる範囲を狭めてしまいます。リウマチ体操はそういった状態を予防したり、筋肉量を維持し、関節変形の進行を防ぐためのものです。できるだけ毎日無理をしない範囲で続けましょう。

 

《リウマチ体操の効果をより上げるためのポイント》

・ひとつひとつの動作を正しく行う

・ゆっくり確実にできるだけ大きな動きで行う

・からだを温めた後に行う

 

【リウマチ体操(上肢)】 各5~10回程度を目安におこないましょう。

・腕を上げる運動

前ならえをした状態で、5~10秒保持した後、この位置より上方へ腕を上げる。側方へも腕を広げる。taiso01

・肩をねじる運動

小さく前ならえをし、前腕(肘から先)を外へ開き3~5秒保持する。

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・前腕(肘から先)を回す運動

小さく前ならえをして、手のひらを上に向けるように回し5~10秒保持する。反対に手のひらを下に向けるように回し5~10秒保持する。taiso03

・手首の運動

手首を左右同時に起こして3~5秒保持、反対に手首を左右同時に下げて3~5秒保持する。

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・手指の運動

指をできるだけ大きく開いたりぎゅっと握ったりした状態で、それぞれ3~5秒保持する。taiso05

・肘の屈伸運動

紐を手首にかけ、前後へ動かして5~10秒保持する。左右交互におこなう。taiso06

*引用元:日本リウマチ財団 家庭でできるリウマチ体操

運動量の目安は翌日に痛みが残らない程度といわれています。翌日疲れたり痛みが残るようなら運動の程度を落として運動するようにしましょう。どこをどれくらい動かすかの自己判断が難しい場合は主治医やリハビリスタッフにご相談ください。また全ての運動が一度にできなくても部位ごとに分けて家事や仕事の合間に毎日の習慣として行うことを心がけましょう。

2017年1月4日:ウォーキングについて

明けましておめでとうございます。本年度も宜しくお願いします。

今回のテーマはウォーキングについて・・・

 

【ウォーキングの効果】

①心肺機能の向上(血流改善)

②自律神経のバランス向上(脳の活性化)

③生活習慣病の改善(糖質、脂肪の燃焼)

④ストレス解消、骨粗鬆症の予防 など

 

一般的には男性8500歩(6㎞前後) 女性 8000歩(5.5㎞前後)が目安ともいわれます。しかし、ただ歩けば健康に良い、筋力が付くとも限りません。関節リウマチや変形性関節症、心疾患など状態を悪化させる場合がありますので医師に相談し、適切な運動に努めましょう。

 

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2016年11月7日:杖(T字杖)のお話

杖の高さ調節は、立位になって、足の小指から15cmぐらいの所に杖をつきます。その時、肘が30度ぐらい曲がるように合わせます(重度の円背のある場合等、姿勢によって合わせ方が違ってきますので、病院等で相談して下さい)。

杖をどちらの手で持つかですけれども、例えば、右の膝が痛いときは、左手で持ちます。左の膝が痛いときは、右手で持ちます。このように、痛い方の足と反対の手で杖を持ちます。

歩き方は、3点歩行と言って、杖→痛い方の足→痛くない方の足の順番で歩きます。慣れてくると、2点歩行、杖と痛い方の足を一緒に出す→痛くない方の足の順番で歩くのを試してみてもいいと思います。%e6%9d%96

2016年9月14日:靴の選び方、足に合う靴の選び方について

朝夕涼しくなってまいりました。

外へ出る機会も増えますね。

今回は、靴の選び方、足に合う靴の選び方について紹介します。

 

靴の選び方

・つま先が少し反り返っているもの

・土踏まずのところが硬いもの

・踵をしっかり包み込むもの

・足に合うように調整できるもの

・靴底が滑りにくいもの

 

足に合う靴の選び方

・踵の大きさがあっている

・甲の高さと幅があっている

・つま先に1㎝位の余裕を持たせる

・けり出した時に足と靴の曲がる位置があっている

・くるぶしに履き口があたらない

・安定感がよい

参考にして頂いて、過ごしやすい秋を楽しんでくださいね。walking

2016年7月14日:第53回リハビリテーション医学学術集会に参加してきました

先月6/9~6/11に京都で開催された、第53回リハビリテーション医学学術集会に参加してきました。色々なお話が聞けて、とても良い勉強になりました。当院の松原司院長も、『関節リウマチに対する最新の薬物療法』という演題で講演いたしました。この学会で得た事を患者様に還元できるよう努めてまいります。

リハビリテーション科

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2016年5月26日:当院のリハビリテーション科について

リハビリテーション科では、病気や怪我などが原因で日常生活に支障を来した患者様や、手術後の患者様が、安心して元通りの生活が送れるようにリハビ リテーションを行っています。理学療法士4名、作業療法士2名、助手2名が在籍し、それぞれ連携しながら入院・外来患者様のリハビリテーションを行ってい ます。また、週に2度、医師や看護師、関連部署とカンファレンス(検討会)を行っています。

当院のリハビリテーションに興味のある患者様、セラピストの先生方、お気軽にお問合せ下さい。

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◇リウマチを始め、変形性関節症、骨折などの外傷、腰部疾患等、運動器疾患を中心にリハビリテーションを行っています。

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◇急性期の治療を受けられた後、退院後の生活が送れるようになるまで一貫してリハビリテーションを行っています。また、退院前訪問指導や、外来にてリハビリテーションを継続することもできます。

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◇当院では膝や股関節の人工関節の症例が多く、人工関節術後のリハビリに特化しています。

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◇人工関節や腱再建術等の手術後の患者様に対し、退院後も半年に一度、定期的にフォローアップ(関節可動域や筋力のチェック)を行います。

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◇自助具の紹介や、簡単な装具の作成ができます。

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